渡辺電機(株)

マンガ家・渡辺電機(株)さんの公式ブログです

横綱天使☆ぷりん

横綱、稽古お疲れさんでした。今日のちゃんこは、鶏団子ナベとグリンピースごはんっす!付き人から受け取ったどんぶりに山盛りの豆ご飯を見て、白鵬はあんぐりと口を開けていたかと思うと、やがてぼろぼろと大粒の涙を流し、号泣し始めた。グリンピースきら…

おい地獄さ行ぐんだで!

喰らえッ必殺!カニ光線!しびびびびびび。渡辺電機(株)さんが左右のハサミを頭上で交差させると触覚が光り、下品なピンク色の光線がほとばしり、鬼浅の身体を貫いた。ギャーッ!!なまぐさい炎に包まれた鬼浅は、悶え苦しみながら海へ落下していった。おれ…

海からの呼び声

うふふふ。妖艶な笑みを浮かべ、しなを作ってワンピースを脱いだ渡辺電機(株)さんは、ほとんど裸同然のビキニ姿で、アバラの浮いたやせこけた躰を見せつけた。高知県須崎市の安和駅前に広がる美しい砂浜で、みすぼらしい裸の中年男が、浜風にあおられヨロヨ…

ドクター・フィールグッド

モトリー・クルーに校舎の屋上に呼び出された渡辺電機(株)さんは、カツアゲ、最悪リンチ殺人を覚悟して、遺書を懐に震えながら放課後の屋上にやって来た。おどおどと進み出る渡辺電機(株)さんを取り囲む屈強な4人の大男。ななな、なんすか。四つん這いにな…

野望の巌流島

死んでもらいます。そう言ってバナナの皮をむき、背後に放り投げた白装束の渡辺電機(株)さんは、剥き身のバナナを口にくわえたままプールサイドを横切り、金髪美女の膝枕でぶどうを食わせてもらっていた安倍総理に近づいて行った。小次郎破れたり。安倍総理…

怪談ばけねこボクサー

亀田四兄弟の最終兵器・亀田電毅と名乗って話題を引っ張りつつ、一向にデビューしないまま、とうとう五十歳を超えてしまった渡辺電機(株)さんを、史郎氏はたまりかねて大阪のジムに呼び出した。忙しい合間を塗って三兄弟も顔を揃え、父とともに渡辺電機(株)…

表参道軟派ストリート

青山通りのオープンカフェで一人、目の前のアイスティーに手を付けず、物憂げに座っていた女性に声をかける。すみません、お隣よろしいですか。少し腕が太いかな、と思った、その金髪の女性がゆっくりと顔をあげると、それは女性ではなく、レスラーの高山善…

下北半島殺し旅

幻のマンガ家、渡辺電機(株)さんが唯一度サイン会を開いたことがあるという、大湊線の陸奥横浜駅前にあるコミック専門の小さな書店「下北書林」を訪ねて、店主の酒井勝さんにお話を伺った。渡辺電機(株)さんの名前を出すと酒井さんは途端に不機嫌になり、一…

雪の夜のKISS

トントントン、今晩泊めてくださいな。こんな雪の夜に、誰だっぺ。木戸を開けた渡辺電機(株)さんの前に立っていたのは、町山智浩と柳下毅一郎。おいおい、天下の絶倫コンビが何の用だい。いや、からかわんでくださいよ…。バツが悪そうに舌を出して笑う柳下の…

ちんぽのパイレーツ

10年前に連載した地獄マンガで、女の鬼の屁を永遠に浴び続けるおなら地獄の話を描いたら、それを勝手にスキャンして画像うpサイトに自分で投稿しておいて「先生、うpされてましたよ!」とメールをよこし、何度かやりとりをする内に「タダでスカトロ絵を描…

ソナチネ

夜の海。白のタキシードの胸に赤いバラを挿し、「007は二度死ぬ」のテーマを流麗に歌い上げながら、渡辺電機(株)さんはゆっくりと海中に沈んで行った。鳴り止む伴奏。静寂。おい、もう3分過ぎたんじゃねえか。ビートたけしの言葉に、我に返って指示を出す大…

白鯨モビィ・ディック

土佐の男の心意気、見せたるぜよ!モリを片手にふんどし一丁で水中に飛び込んで行った渡辺電機(株)さんは、二度と浮かんでこなかった。鯨との闘いに人生を捧げた男は、海へ還って行ったのである。そのころ、高須クリニック本院を訪れた俳優香取慎吾は、深刻…

妖怪歳時記

ジャラジャラ、小豆を研ごうか、人を獲って喰おうか…。北海道は白老町、ボンアヨロ川の河原でアズキを洗っていた渡辺電機(株)さんだが、ヒグマの親子がばしゃばしゃ水しぶきを上げて向こう岸から近づいてきたので、半狂乱で泣きわめきながら、四つん這いで逃…

おばけは死なない

朝は寝床でグーグーグー♪、夜は墓場で…イーッヒッヒッヒ!!好色そうな満面の笑みを浮かべ、首から双眼鏡をかけ、ブタの蚊取り線香を小脇に夕暮れの墓地の中へスッ飛んでいった渡辺電機(株)さんだが、いまどき墓場でイチャイチャしようなどというカップルが…

義烈の士

昭和20年に東京大空襲で亡くなるまで、98年の生涯を生き抜いたという最長寿の新選組隊士、古田榮三郎の生涯を漫画化すべく取材を続けていたのだが、明治24年に性転換手術を受け、古田とよに改名との記述を発見。では、空襲で亡くなった榮三郎は別の人物なの…

俺たちの朝

ちょっとした行き違いからガンダムを操縦することになってしまった渡辺電機(株)さんだが、元々車の運転にもまったく興味がなく、争いを好まず暴力を何より嫌う性格もあって少しも気乗りせず、搭乗するだけでモタモタ、見るからに不器用な様子はブライトさん…

春よ来い

元旦の昼はおしるこか否かで激論を戦わすうちに、安倍総理は感情を高ぶらせ、泣き出してしまった。たしかに泣かせたのはおれだが、まさか、たったそれだけのことで、断頭台に送られることになろうとは…。このまま死んでたまるかよ!血に飢えた男の、闘いが始…

日本近世文学史講義

白鵬に 釣瓶とられて もらひ水。約三百年の昔、元禄時代の女流俳人加賀千代女が残した有名な句だが、まさかあの横綱の四股名は、ここから名付けられたのであろうか?だとすれば、宮城野親方も意外な風流人だ。だが、質問を受けた横綱は一笑に付し、言った。…

プロレスの鬼

徴兵を免れたい一心で、尻に星条旗の刺青を彫った渡辺電機(株)さんだが、その場で検査官に、星条旗を踏みにじる昭和天皇の似顔絵をボールペンで書き込まれ、泣き喚きながら兵舎の方へ引きずられて行き、そのまま戻って来なかった。やがて戦争も終わり、誰も…

死せる者たちの宴

どういうわけか、ジョージ・A・ロメロ監督直々のご指名で、リビングデッドシリーズ最新作のメガホンを任され、論議を呼んだ渡辺電機(株)さんだが、いざ試写会のスクリーンに登場したゾンビたちが、白装束で頭に三角の白い布をつけ、両手を前に「おばけー」「…

しあわせさん

ドンキーコング3で最高点を叩き出し、東海テレビ「ファミっ子大集合!」で一躍人気者になった渡辺電機(株)さん。あれから30年、いまどうしているのか。「あの頃は寝る間もなくTV、イベント、講演と大忙しで、稼いだお金も使うヒマがないくらい。おかげさま…

黄泉の国のスヴェンソン

やくみつる邸の庭のテラスの丸テーブルに、甘いクッキーの香りが広がる。トポトポトポと注がれるアップルティーから昇る湯気。電機さんにはちょっと熱いかな。そういうと、みつるは可愛らしいカップから一口ふくみ、「ん」と唇をすぼめて差し出した。一瞬、…

鳥を見た

生まれて初めて乗る東海道新幹線。ホームに列があるのにも気づかず、開いたドアに駆け込もうとして駅員にたしなめられ、順番が来るまでそわそわ落ち着きなく何度も車内を覗き込み、順番が来ると同時に脱兎の勢いで駆け込んで、歓声を上げて窓側の席を確保し…

少年漫画の夢

その昔、同人誌即売会でプティ・アンジェのエロ同人誌を売っていたおれに名刺を差し出し、見どころがあるから一度編集部に遊びにいらっしゃいと声をかけてくれた講談社の阿部さん、今では社内でずいんぶん偉くなられているとのこと。偉いさんの鶴の一声で連…

昭和文壇交遊録

東京會舘で文士の集いに出席。佐藤春夫、高見順らと文學談義に花を咲かせる内に、別室から聞こえる声高な放歌高吟、馬鹿笑いが気になって仕方がない。ボイを呼びつけ、静かにしてもらえないかねと尋ねると、何でも「ヱスエフ作家倶楽部」とかいう三文文士の…

センチメントの季節

池にビッシリ産み付けられたガマガエルのタマゴ、食おう食おうと思ってズルズル日が経って、けっきょく全部オタマになっちゃったのがまた美味そうなので、西友で味ぽん5本買ってきて池にドボドボ注ぎ込み、くちばしを池の水に突っ込んでズババーッとすすり…

死の迷宮

高校時代の同級だった川上が熊本に帰ってきたというので、さっそく昔のなじみの喫茶店で待ち合わせ。きたきた、懐かしい顔。変わってない。よう、ホラッチョ!おれの呼びかけに、なぜか川上はムッとしているようだ。なんだよ、昔よくそう呼んでたじゃねえか…

鬼の棲む街

泣く子はいねがー!フルチンで鬼の面をかぶり、新聞紙で作った金棒をふりまわして、宮城野部屋の稽古場に乱入してきた渡辺電機(株)さんを、力士たちは当惑して迎え入れた。がおー、鬼じゃー!仕方なく怖がるふりをしつつ、稽古土俵を占領され、どうしたもの…

恩讐の彼方に

20年にわたりずっとおれを恨み憎んでいるという元アシスタントを招き、たったひとりの、20年ぶりの卒業式を開いた。一同、起立。仰げば尊し、我が師の怨♪ あ、怨やて。やっぱまだわだかまりがあるんやね。歌を中断し、パチンと指を鳴らす。照明が落ち、鳴り…

カルナヴァル

近所の建築中の家で餅まきをやるというので、早起きして朝飯もそこそこにスッ飛んで行った。イエーイと奇声を発して跳躍、一番前の特等席を確保するおれに、待ち構える獰猛なドーベルマンの群れが襲いかかった。血だらけ半狂乱で枠組みだけの屋根によじのぼ…

おれは誰だ?

お前は本当は橋の下で拾ったんだよと、よく親に冗談めかして言われていたのだが、まさか本当だったとは。よく考えたら自分がエロ本なの、なんか変だなとは思っていた。いやまあ、こんなベトついた古いエロ本を大人になるまで育ててくれて、親には感謝しかな…

ハイウェイスター

知床半島をチャリでぶっとばすぜ!と思ったら案の定、海沿いの国道をヒグマの親子に追いかけられながら、半狂乱で立ち漕ぎで逃げまどうハメになりました。いい年こいて、しゃくりあげながらチャリを転がすって、なかなか経験できないです。で、命からがら逃…

炎のジャイアンツ

老後はゴールデン街で店をやりながらマイペースでのんびり創作活動をしようとの夢も破れ、東京ドームのボールボーイのアルバイトで澤村に怒鳴りつけられ吸い殻を投げつけられる、屈辱の晩年を送っていた渡辺電機(株)さんの姿を、じっと見守る1人の老人の姿…

おかしな二人

「ジョンレノンさんですか。サインしてください」「いや違いますけど」「ジョンだよね」「違うっつの。メガネじゃねえしワシ鼻じゃねえし、日本人のババーも連れてねえし、第一おれ外人じゃねえし」「あ、ほんまや」「なにがしたいねん」「いや、神さんに電…

仔猫ちゃんのいる店

おいねえちゃん、こっちきて乳でももませろや!そう言っておれの尻をなでた酔客が、振り返ったおれの顔を見てヒィッと鳴き声を上げ、その場に尻餅をついて失禁し始めた。お客さん、トイレでおねがいしますよ。おれは半狂乱の酔客を二本の指でつまみ上げると…

バッドモーターフィンガー

今これが流行ってるらしいじゃん仲間に入れてくれろ〜♪ と、古ぼけたアメリカンクラッカーをカチカチ言わしながら、ハンドスピナーに興じる小学生の群れに飛び込んでいった渡辺電機(株)さんは、数十個のハンドスピナーの回転で発生したエネルギーとアメリカ…

君は最高さ

ボーイ・ジョージと音楽性の違いで衝突してバンドを脱退して以降の渡辺電機(株)さんの人生は、波瀾の連続であった。元カルチャークラブの肩書が何の役にも立たないことにすぐ気づいた渡辺さんはアッサリ音楽業界から足を洗い、日本の神田神保町の三省堂並び…

おすもうさんのうた

左腕が全く使えない状況で大ピンチの横綱稀勢の里に、強力な助っ人が現れた!「電機がパパのお手伝いすゆう!」幼児の格好でよちよちと横綱の後をついて歩き、えいっと可愛い掛け声をあげて相手力士の腹をポカポカなぐりつける初老の漫画家。場内は水を打っ…

不思議なお話を

さる文学者が「くたばってしまえ」をもじって二葉亭四迷と名乗った逸話は有名だが、同じように横綱白鵬も、まだ幼い彼がハクホーンとクシャミをしたのにちなんで命名された。そんなウソの逸話を真に受けた白鵬と力士たちはキャッキャとはしゃぎ、ねえぼくは…

どすこい日和

渡辺電機(株)さんに大関昇進の使者が訪れた時、彼は今まさに昭和の名残を感じさせるエロ本自販機にコインを投入しボタンを押そうとした瞬間だった。つつしんでお受けするけどさあ、ビックリして押し間違えて、隣のやつ買っちゃったじゃん!「劇画ジャッカル…

リモートコントロール

明日は関西コミティアに出ます。ブロックはA-41。大阪初売りはコピー誌「きちがい増刊号」200Gです。えげつない関西人の皆さん、どうぞよろしく。たぶん2時頃には撤収します。と、優勝インタビューで棒読みのように話す無表情の横綱稀勢の里が、何者かに操ら…

網走2137

長いムショ暮らしを終え、すっかり顔なじみになった守衛に頭を下げ、門を出る。十数年ぶりに見るシャバの世界は、見渡す限りのアニメ絵の看板、ビラ配りのメイド、そして何億人ものキモオタの群れであった。全世界がアキバ化してしまったというのは、本当だ…

ジャングルへようこそ

京都は三条陰茎小路上ルの古民家を改造し、和風カフェを始めた渡辺電機(株)さんだったが、契約書にあと3枚アルバムを作りツアーをする条項が残っており、開店前に急遽アクセル、スラッシュらメンバーを店頭に召集して即興の店頭ライヴを敢行。この音源による…

マニフェスト

このたび私こと渡辺電機(株)が板橋区長に立候補致しましたのは、ひとえに区政の腐敗、公共事業の停滞、治安の悪化に、これ以上既成政党の手に任せてはおけないとの思いに至ったからであります。来たる区長選では、どうかこの渡辺電機(株)に力をお貸しくだ。 …

鋼鉄の男

人生初のサイン会の晴れ舞台で、あこがれに目をうるませ長蛇の列を作る女性ファンたちの前で、悪い編集者にカツラを剥がされ、赤っ恥をかかされた渡辺電機(株)さん。会場は一瞬の静寂のあと、大爆笑に包まれた。居並ぶ編集者も、書店員もファンたちも腹を抱…

昔を今に なすよしもがな

アベ政治を許さない!だが、アベ政治だってお前を許さない!総理官邸前でふるちんで腰をプルプルさせながら、安倍晋三が愚民たちに鉄槌を下す!…

むちむちぷりん

突然のゲリラ豪雨に見舞われ、慌てて駆け込んだ神社の祠の中には、先客がいた。うふふふと妖艶に笑うその若い女は、雨に濡れたワンピース越しに豊満な肉体を見せつけながら、お仕事何してらっしゃるの、などと言って身体をすり寄せてきた。横綱、冗談やめて…

殺意のスナック

ホームレスに落ちぶれ餓死寸前のおれを救ってくれたママを絞め殺し、まんまと場末のスナックの店長におさまったおれは、次の日から営業形態を苛烈な暴力ボッタクリスナックに変えた。だが最初にやって来た客は絞め殺したはずのママ、それも身の丈2m近い巨…

孤独の影

初めてアダルトDVDを見た時は、そこに実物の女がいるものと信じ込んで、何度も液晶モニターの裏側を覗き込んでは首を傾げていた渡辺電機(株)さん。今ではすっかり悪ズレしたというか、腕組みをしたままで、これモザイクかけるのって結構センスがいるんだよね…

紅葉饅頭

剛力彩芽の本名が「業力殺め」だと知った時、既におれの両足は宙に浮き、地面を求めて虚しくバタバタともがいていた。人差指と親指で軽くおれの頭をつまみ上げ、剛力は冷酷な笑みを浮かべた。さんまさん、こいつまじ殺っちゃっていいんですか。ええがなええ…