ママ行かないで

登別公民館にて、こども映画鑑賞会。今日の演目は深作欽二監督75年作「仁義の墓場」。およそ万人の感情移入を拒否する、目先の衝動だけに忠実な狂犬ヤクザを渡哲也。無理矢理踏み込まれ犯され、食い物にされ、しゃぶり尽くされた末に人生ドン詰まりの果てで自害する女郎に多岐川裕子。梅宮辰夫、ハナ肇、安藤昇、成田三樹夫、山城新伍ら演じるヤクザが振り回され困惑する様が、なんか真っ当な人たちにすら見えて来る。いやもう何が目的でこの映画作ったのかサッパリわかんないです。セックヌシーン多めの割りに一切脱がない多岐川裕子はどうかと思いましたが(終盤は遺骨のみの出演)。画面は血みどろ、場内大爆笑の90分でした。閉会後は町内のこどもたちを連れて虎杖浜の公共温泉へ。充実した一日でした。

仁義の墓場 [DVD]