危うい均衡が崩壊して行く様を目の当たりにする

近所のスーパーのインド人の店員は日本語が達者だが、体臭がキツいのは他のインド人と変わらない。民族が違うとどうしようも無いものなのか、それとも日本人ほどマメに入浴する習慣が無いのか。そこで本人に直撃。レジでおつりを受け取りながら、なんやガンジスのドブみたいな匂いがせえへんか？と、そっぽを向いて聞こえよがしに呟いてみたら、店内のスピーカーから耳をつんざくシタールの音が鳴り響き、事務室や入口の自動ドアから数十人のヒンドゥー僧が、おれめがけて殺到した。咄嗟に煙玉を放って脱出したものの、それ以来どこを歩いていても唐突にシタールが鳴り響いて襲撃が始まるので、気の休まるときが無い。もうカレーは食わない。

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