どうどう野郎

石原2号が内緒話をダダ漏らした話で思い出したのが、オレが審査員を務めたとある雑誌の新人賞。何度も努力賞に入る40歳近い常連の応募者がいて、そこそこ上手く完成されてるけど華が無く、これ以上の伸びシロの望めないタイプの人。作品への講評とは別に、欄外に「いつも同じレベルで、ここからデビューの域に成長するとも思えないし、年齢的にも他の道に行かせてあげた方が本人のためでは？」と書き添えたところ、そこだけがオレの講評コメントとして誌面に載っていたのでした。要するに編集部もとっくにそう考えていたけど、引導を渡す役割がイヤだったのを、ありがたくオレに押し付けたワケです。この所行に加えて審査員ギャラの振込みを忘れた、新人賞コーナー担当だったＮさんを、今でも深く恨んでいる。たしか3回くらい審査員をやらせてもらいましたが、オレが推した（というか消去法で残った）うちの２名が、めでたく連載に至りました。うち１名はドラマかなんかになってた気がするが、もう２人とも業界から消えてる。キビしいね。

アンドレアス・ドラウの6年ぶりの新作「Todesmelodien（死のメロディ）」が完成！いつもとおんなじ！キャー！21世紀になってまだ２作！平成に入ってまだ５作！この曲のタイトルGrößenwahnの意味は「誇大妄想」。

Größenwahn

いまんとこアマゾン日本はMP3のみ。パッケージ版はアマゾンドイツからの取り寄せで、円高の今でも送料込みで3千円くらい。hmvの通販でもそのくらい。iTunes Storeが全曲セット1500円で、音だけなら一番おとくです。