■MÄUSE "Made in Japan"
1997年。ウィーンのユニット。ジャケは両面ともSparksのKimono My Houseのパロディだが、音の方は特に関係ない、ゆるくて怪しいエレクトロポップ。冒頭の「コンニチワ」のあまりの安さ（少年ナイフやDMXクルーの同名曲を凌駕するヒドさ）には、思わず中古価格500円を惜しむ気持になったが、それ以外の曲は、なかなか不気味で悪くはなかったです。４曲目の"My N.H."では、なぜかノルウェーブラックメタルシーン最凶の伝説にして、メイヘムのユーロニモス殺害などの罪で現在も服役中の（はずの）カウント・グリシュナックの名前がキーボードとしてクレジットされていた。日本人女性の「どし。どし。」という可愛い声のサンプリングの背後に、グリシュナックの拙いシンセが怪しいメロディを奏でる、珍曲。
まぁスパークス関連グッズとして押さえた割には楽しめました。
ちなみに録音したスタジオの名前はBilly Preston Studios。
なめとんのか。
