日本ソ一プランド史を語る上で欠かせない名著、広岡敬一「ちろりん村顛末記」を読んでいます。1980年、まだソ一プがトルコ風呂と呼ばれていた時代に書かれた本ですが、「素浪人花山大吉」こと近衛十四郎(松方弘樹の父)が雄琴でトルコを経営していたとは、初めて知りました。本書では「有名な時代劇俳優」と名前を伏せられていましたが、ネットで検索したらあっさり引っかかってしまいました。芸能人の大名商売で、周囲の同業者には迷惑な存在であった模様。それはさておき、貴重な風俗史資料として、復刊が待たれる一冊です。
- 作者: 広岡敬一
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1984/02
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