幕末青春伝

海の向こうにはおらんだやえげれす、ふらんすがあるぜよ！目を広く世界に向けるぜよ！そう言って一同を鎮めたのが龍馬ではなく、何の関係もない渡辺電機(株)さんだったので、完全に逆効果だった。殺気立って抜刀した志士たちに追いかけられ、渡辺電機(株)さんは泣き叫びながら長州藩邸の庭園を逃げ回った。全裸の股間からのぞく小学生のような性器が夜風に揺れ、それを見ているうちに志士たちは、味わったことのない不思議に幸せな心持ちになって行った。わしらにもあんなちんちんの頃があったのう。そうじゃ、あのちんちんのように自由に生きるんじゃ。もう、侍はやめじゃ…。いつしか全員が渡辺電機(株)さんと同様の全裸になり、股間を夜風に揺らしながら、可愛らしい歓声を上げ、いつまでも三条河原を走り回っていた。夜明けが、近づいていた…。

As Safe As Yesterday Is - Original