遠路はるばるブラジルからスカウトした猪木少年の素質を認めつつも、なぜ力道山は執拗な虐待を続けたのか。その真意を明かさないまま死んでしまった力道山を、恐山のイタコを使って呼び出し、内幕本を書いてひともうけしようと企んだ渡辺電機(株)さんだったが、齢九十を超えるはずの小柄なイタコはスックと仁王立ちするや、火の出るような空手チョップの連打を浴びせた。鼻血を噴きながらころころと転がった渡辺電機(株)さんの身体は、そのまま宇曽利山湖の水面にポチャンと落下し、二度と浮かんで来なかった。力道山が憑いたままのイタコは野太い声で、こらぁ誰かおらんかッと怒鳴りながら、大股でどこかへ歩き去った。常識を超えた復活劇でプロレス界に激震が走る、ほんの数日前のことである。
当時よく聴いた。誰かに貸したまま、どうでも良くなったアルバム。誰だったっけ…
- アーティスト: C.J. Bolland
- 出版社/メーカー: R&S Records
- 発売日: 1998/12/29
- メディア: CD
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