雪をべちゃべちゃ踏みながら投票所の中学校まで行きましたが、けっきょく誰に入れようという気にもならず、投票用紙には細密な女性器の絵を描きました。念のためエアブラシを持って来てたので、よかったです。4時間ほどで完成、投票箱に入れようと振り向いたらそこには誰もいなくて、おれは森の中の木のウロで、葉っぱにマンコのマークを描いていたのだった。高笑いのように鋭く啼いて、一匹のキツネが飛び出して木立の中へ消えて行った。そこはモントリオール郊外の針葉樹林だったので、ネルシャツにジーンズ、草履をつっかけたラフな服装のおれは、すぐ凍死したという。
メリークリスマス。そして良いお年を。