いつものコーヒーショップで以前よく一緒になったダンディな老紳士が、だんだん靴下が毛玉だらけだったり白髪が乱れていたりと精彩を欠くようになり、次第に見かけなくなったと思っていたら、駅前の横断歩道を見えない誰かと談笑しながらゆっくり渡るヨレヨレのスーツ姿を見かけて、胸が締め付けられたりする。人は無から生まれ無へ還っていくのである。生きている間も無であることを忘れるために色々と飾り立てているに過ぎないのではないか。そんなことを絶叫しながら便器の底に沈殿したバリウムの溶けたのを必死にかきまわしているのだ。その手で、今から寿司を握る。おまえのために、な…。
日本では米米に完全にパクられてしまって本家は忘れられちゃいましたね。
- アーティスト: Kid Creole
- 出版社/メーカー: Polygram UK
- 発売日: 2002/08/20
- メディア: CD
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