高2の現代国語の授業では、1学期丸々、中島敦の「山月記」に費やされ、もう1日数行ずつチマチマと解釈させられ講釈を聞かされ、同時進行で元になった漢文まで読まされ、なぜか軽井沢の別荘の自慢話を聞かされ、却ってサッパリ物語が把握できず、この小説も中島敦も軽井沢も大嫌いになってしまった。教えて下さった成田先生のことはそれ以上に大嫌いで、その気持ちはあからさまに顔に出てしまうおれの性格上、すぐに先方にも伝わり、それを笑ってやり過ごすどころか職員会議で激烈におれの処分を求める演説を行った先生のケツの穴の小ささも相まって、卒業まで苛烈な火花を散らすことになったのである。そんな今では故郷の町会議員でふんぞり返っている白ブタはどうでもいいのだが、中島敦くらいは落ち着いて読めるようになりたいものだ。あらすじを散見するに、どう考えても面白すぎるはずだから…。
- アーティスト: Bob Welch
- 出版社/メーカー: Collectables
- 発売日: 2008/04/29
- メディア: CD
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