もし世界が100人の汁男優だったら

今日も眠気との戦いに負け続けた。
矢野徹の短編集「フロリダ超能力集落」を読んでいます。おっさんの戦争語りに70年代のＳＦ用語で味付けをした程度のホラ話ですが、これがＳＦ大会の合宿で矢野先生の部屋で車座になってヨタ話を拝聴しているようなテイストで、懐かしさに目頭が熱くなるのです。この感覚、もう30代以下の方には理解できないかもしれません。1985年の夏コミで、まいなぁぼぉいと一緒に作ったエロ同人誌を売っていたら、ブースの前に野田大元帥が立ち尽くして我々の売り物を凝視し、「くわぁ〜〜〜〜」と呆れたように呻いていたのが、昨日のことのように思い出されます。みんな死んでしまうのだなあ。

27分の恋

フロリダ超能力集落 (角川文庫)