昨年秋、ニューアルバムをUKチャート9位に送り込んだ驚異の87歳、ドリス・デイ。ロックっ子なのでむしろ息子のテリー・メルチャーの方がなじみが深いのですが。ところで1976年頃のスパークスのインタビューで、当時の最先端だったパンク・ロックについて訊かれたロン・メールが「そんなのよりドリス・デイの新譜がスゴかった!」と答えていたのを覚えてるんですが、ディスコグラフィーを見ても1970年代に彼女がアルバムを発表した形跡はないのです。(2年後のコレのことか?)あれは夢か何かだったのでしょうか。オレの脳内で数十年に渡って醸造された、「ロン・メールが興奮したドリス・デイのアルバム」のイメージをどうしてくれるのだ。聞こうと思えば聞けるからロンさん本人に当たってみるか?「知らん」と言われて終わりそうですが。
そういえばスパークスはデビュー当時「ドリス・デイの息子」というデマを盛り込んだプロフィールを宣伝に利用しており、このため業界のテリー・メルチャーの息のかかった連中には冷たくされた、みたいなこと伝記に書いてあったような気がします。
- アーティスト: Doris Day
- 出版社/メーカー: Sony UK
- 発売日: 2012/03/20
- メディア: CD
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