1ヶ月遅れでテッド・チャンの「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」を読みましたが、2010年にしかあり得ないテーマなのに、メンタリティはガーンズバックの頃に戻ってしまったような印象を受けました。顕微鏡の代りに液晶モニタ、正義の科学者の代りにハイテク高等遊民(いや、一応働いてるか)。ここで危機に晒されるのは文明でも惑星でも種族でもなく、価値観そのものなわけですが、その価値観に共鳴できる人がどれだけいるのかしら…。オレはあんまりわくわくしませんでした。もしかしたら漢字が一切読めなくて平仮名だけ拾って読んでるせいでしょうか。
マッチョなハードロックから出発してだんだん頭でっかちなプログレになっていき、突如スコーンと突き抜けてファンキーになってしまった78年の傑作。次のアルバムではプログレ化の元凶だったシンセの人が脱退して、元のマッチョなハードロックに戻ってしまいます。
- アーティスト: Birth Control
- 出版社/メーカー: Repertoire
- 発売日: 2002/11/25
- メディア: CD
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