糸井重里が「ペンギニズム」を標榜してペンギンが「ポップな動物」と認識されていたこと、お洒落とインテリジェンスのわかりやすい象徴としてカフェが人気だったこと、YMOの登場によりそれまでイージーリスニング用語だった「オーケストラ」という単語が時代の最前線に甦ったこと(ELOですら「ザナドゥ」以前はキワモノ扱いだった)。偶然これら三つの言葉をつなげただけのバンド名だったことで間口を広げたのが、日本での過剰とも言える人気の秘密だったのでしょう。これがゴリラ・スナック・ブラスバンドとかいう名前だったら売れなかったと思います。確かに良い音楽だけど、猫も杓子もって感じの異常人気で、馬鹿なカルチャーおやじが必ず聴いてました。
- アーティスト: Penguin Cafe Orchestra
- 出版社/メーカー: Caroline
- 発売日: 2008/06/09
- メディア: CD
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