■エル・ボンデージ宅訪問
エル・ボンデージa.k.a牧村みき先生のご自宅は20年以上前に２回ほど訪ねたことがありますが、その頃は壁にはドリフと桜田淳子の7'盤がズラリと飾られ（80年代、ドリフにリスペクトを表明していたのは大槻モヨコと牧村みきくらいなものだった）、床の上には椋陽児の単行本が山積みになってました。ぜひアシをさせて下さいとお願いしたところ、先生は困惑した様子で「他人に手伝ってもらう方法がわからない」と言われました。ひとコマずつ、下描きから仕上げまで終わらせてから次のコマに進むのだそうです。「こんな話どうっすか」と提案したら早速そのまんま使ってくれて、嬉しかったです。リンク先は３年前の記事ですが、見る限り相変わらず心から好きな物に囲まれて、まったく軸はブレていない様子。ブレてしまったのは、オレの方なのだった。オレの部屋に来た者は知っているが、オレは好きな物で部屋を彩るということが全くない。ポスターもフィギュアも、買ったままで飾ることをしない。自分の中の衝動に任せて描いていた頃は、そうではなかったのだが。うぅむ。ポスター入れる額でも買って来るか。
