オレが北の果ての歓楽街でおしぼりにこびりついた客の精液をこそげ取っていた頃、東京ではスパークスの来日公演初日が執り行なわれていたという。セットリストは、以下。
An Evening With Sparks "Exotic Kimonos" @渋谷O-EAST 09.04.23
第1部
- Intro
- Good Morning
- Strange Animal
- I Can't Believe That You Would Fall For All The Crap In This Song
- Let The Monkey Drive
- I've Never Been High
- (She Got Me) Pregnant
- Lighten Up, Morrissey
- This Is The Renaissance
- The Director Never Yelled "Cut"
- Photoshop
- Likeable
- Ending
第2部
- This Town Ain't Big Enough for Both of Us
- Amateur Hour
- Falling in Love with Myself Again
- Here in Heaven
- Thank God It's Not Christmas
- Hasta Manana, Monsieur
- Talent Is an Asset
- Complaints
- In My Family
- Equator
アンコール
- Propaganda
- At Home At Work At Play
- B.C.
- Suburban Homeboy
赤文字は本邦初演(たぶん)。Strange Animalが始まると同時に「新譜全曲やる気だよ!」と気付いて、ちょっと目眩がした。フジでほとんど聴いたしな…。最近の曲は打ち込みに生音が合わせて行く演奏なので、日によって演奏にそれほど特徴があるというワケではなく、何度も聴いて面白いかというと正直微妙なのである。仮にも神が歌ってるので襟を正して聴いてはいましたが、何度か別のことを考えてしまったのも事実。まぁ、捨て曲の無いアルバムだし、東京では初演なのでみんな大喜びで良かった。第2部は「初期の代表曲大会」との噂をくつがえし、ロンドンでもやった「キモノマイハウス全曲演奏」。初演の曲も多いし、これはこれでオレも大喜びなのだが、何やるか最初からわかってる分、スリルはない。アルバムに忠実なアレンジだし。ただもう、最後の難曲Equatorを神が歌えるかどうか、それだけが謎だった。が、キーをごまかすこともなく正面突破で、客も巻き込んでの大ロングバージョンを歌い切りましたよ、55歳。これだよ!だからオレは兄じゃなくて弟の方を神と呼ぶんですよ。この1曲のために来たようなものです。あと、フジでもそうだったがAt Home~では必ず涙があふれます。それから、バンドメンバーはいつの間にか元フェイスノーモアや元レッドクロスやフルシャンテの友達の人はいなくなり、いかにもバックの人って風情の地味な人たちでした。という夢を見ただ。明日はNo1 In Heaven全曲演るようですが、オレは一日中ススキノの暗い店で働きます。
- アーティスト: スパークス
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- メディア: CD
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