SF大会の対決企画を終えて、帰りしなに控室で握手を求めてきた永野のりこ先生の掌には、どこで捕まえてきたのか体長5cmはあろうかというなめくじが、べったりと張り付いていた。満面に慈愛の笑みを浮かべた永野先生の目は、少しも笑っていなかった。
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