ぞうさんぞうさん、おハナが長いのね。力士たちの大合唱に乗って、横綱が抵抗する渡辺電機(株)さんのチンポを掴んで引っ張ると、それは面白いようにぐんぐん伸びて、横綱が稽古場の外まで走り出ても、それは伸び続けた。やがて、力をゆるめてもチンポの伸びが止まらず、自分の体がズルズルと隅田川の方へ押しやられていくのに気付いた横綱が、思い切り踏ん張って押し返そうとしても、チンポはびくともしなかった。チンポに押され、やがて悲鳴を残して川面へ落下していく横綱。水柱。ほどなく浮かび上がり、助けてくれえ、おれはカナヅチなんだあ、と、型通りの悲鳴を上げていた横綱が、だんだん動きが弱々しくなり、やがて髷を水面に出したまま、うつ伏せで動かなくなった。声を失って見守る力士たちに囲まれ、ひとり渡辺電機(株)さんが長く伸びたチンポを出したまま、泣きじゃくっていた。
デュランデュランに囲まれて、あのバカタレもさすがに緊張を隠せない。
