渡辺電機(株)

マンガ家・渡辺電機(株)さんの公式ブログです

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

おれたちゃ齧歯類だ!!

ああ、おれだ。忘年会のあとソープ行くから、先に寝てていいよ。そう奥さんに電話していた課長は、次の日なぜか出勤して来なかった。次の日も、その次の日も出勤して来なかったので死んだのかと思ったら、4日目にようやく出勤してきた。その両目はくりぬか…

スーパーリアルダーウィン2015

沖縄新幹線開通式典のテープカットに出席するため、朝から沖縄へ。スピーチもそこそこに切り上げてさっそく那覇のソープ街へ繰り出したが、どの店も女の子は全員シーサーの顔をして鼻がサーターアンダギーで出来ているので、早々に切り上げて、平和祈念公園…

ペド野郎は愛の言葉

パール兄弟に「ごめんね鋭利やん」という、実際に逮捕されたことで漫画史に名を刻むペドロリマンガ家・鋭利菊に捧げた曲が、たしかあったはず…。ということは窪田さんもサエキさんもそっちの趣味が!同好の士、発見や!!と、喜び勇んで(中略)ゃなくて実際…

下品な笑顔を見せておくれ

長兄の茂太、次兄の宗吉と共に、兄弟3人で亡き父・斎藤茂吉の書斎を訪れたおれたちの目的は、もちろん父が遺したアステカの財宝の在処を示す古地図であった。だが、時すでに遅く、実家のあった場所には巨大な複合レジャー施設「自遊空間」が建てられ、カッ…

渡辺コンチータ

よく考えたらドトールと100均と西友の食料品売場とを延々周回しているだけの、おれは魚なのではないか。と思えるくらい、同じ場所にしか現れません。次第に薄汚れて瞳が濁っていくのが、見ていてつらいです(駅前派出所の警官・談)。明日辺りからボチボチひ…

陰茎コレクター

腹いっぱい食いてえなあ、そう願いながらアキダイの店頭に積まれたサツマイモを飽かず眺めていたら、いつのまにかフラフラと手を伸ばしてしまっていた。あわてて手を引っ込めるよりも先に、若い店員の女が「シッ!」と甲高い叱責の声を飛ばし、竹の棒をおれ…

ハムサラダくんポルノ篇

初めて出資した馬のデビュー戦は4番人気くらいで、そこそこイイとこ行くのではと思っていたら、ゲートで他の馬を怖がってパニックになってしまい、泣きながら全力疾走して勝手にバテて終わった。冷静に事実を受け止めてフェブラリーSの予想を綿密に行い、馬…

なぞの覆面力士登場の巻

ガキの頃は麻雀劇画で「女はもらって行くぜ」などという局面で、なぜ女はそうなる前に110番しないのかと憤慨していた。全ての劇画が、おまわりさんがやって来てその場を収めて解決するというオチになっていれば、おれは安心して暮らし、マンガ文化は現代まで…

父ちゃんは性奴隷

またおうちでシコシコまんがを描く日々になるので、ここに書くネタにも事欠いて見え透いたウソをつき、実家で家族会議にかけられたりすることになるのだ。厳格なおれの父親、渡辺源三郎82歳(元中曽根内閣副官房長官)は、今でも一家の名誉にドロを塗るおれ…

姉さんは生ゴムマニアだった

未だにロンブーというとビーバス&バットヘッドの吹き替えのイメージが強いので、最近「ごぶごぶ」を観たらあつしさんの腹回りにどっぷりと貫禄が付いていて、ビックリしました。こうしてみなオッサンになり老後を迎え、フガフガ言い残して死ぬのである。陛…

亡霊女子会

「ゴリ夫じいさん」という小説、心優しい老ゴリラと飼育係の心温まる愛情物語で、最後は泣かされるのだろうなあと思ったら、まったく違う昼ドラみたいな話だった。しかも、作者のバルザックはいま日本でロックバンドをやってるっつうじゃないですか。おっ、…

あにきの加齢臭

今日は天気にヤられて頭も働かないので、まんだらけで鈴木漁生の本を買ったりドンキで豆乳を買いだめしたりして、あとは部屋に閉じこもってテレビ局に抗議の電話をして過ごした。明日、日テレの社長に会う。

あにきの花嫁衣装

「理想の女はラムちゃんだなんてふざけるなー!」と電気グルーヴが歌ったのはもう四半世紀も前のことだが、今では普通の紳士ですら「ん?ラムちゃんええですやん」と笑みを浮かべる時代である。20世紀、おたくは全員きちがいだったのだ。その中でも本物のき…

ミスター・ハートブレイク

「うっうっうっ、ぼくロリコンなんです〜」そう言って両の拳を顔の前に合わせてぶりっ子ポーズをしてみせ、プラスチック製のネコ耳を得意気に装着する、そのオールドスクールな80年代スタイルのおたくが、かつて長渕キックで芸能界を震撼させた大物歌手だと…

おいらは黒人

立春も過ぎたし天気もいいし、もう大丈夫だろう!と、ハードロックカフェのキャップを後ろ前に被り、黒のメガデスTシャツに桃色のホットパンツ、真っ赤なナイキを履いて、小脇に自慢のスケボーを抱え颯爽と表に飛び出した渡辺電機(株)さんは、2秒で凍死しま…

復讐鬼人

ネームをやっていたサンマルクカフェの隣の席で、奥さん同士がモノスゴいハイテンションで、お受験やママ友コネクションの話題を織り交ぜつつ、互いの話を聞いているのか聞いていないのか話が通じているのかいないのか、エミネムも吹っ飛ぶ高速ライムの応酬…

わんぱく先生の熱血授業

毎日ネームばっかりああだこうだといじくっていて消しゴムカスだけ大量生産しているので、だんだん気持ちが塞ぎこんできました。これではいかん!と、気分転換に訪れた歌舞伎町のテレクラでつながったのが縁で、横綱白鵬関とは仕事や立場を抜きにした無二の…

悪のコングロマリット

90年代には誰もスマホなんか持ってなくて、電車の中ではみんな雑誌とか新聞とか読んでいたなんて、もう夢のようですなあ。おれは当時からスマホ一筋だけどな!どうよこの先見性!そう絶叫して、よだれの糸を引きながら華厳の滝へ飛び込んでいった渡辺電機(株…

この熱い魂を伝えたいんや

上田から電話。また折伏かと思ったら、有山が実家の用事でサウス・トゥ・サウスのライブに出られないので、代わりにギターを弾いて欲しいとのことだった。それはええけど仏様の話はナシやで、と念を押すと、わかったわかったと調子のよい返事が返ってきたが…

屁で返事をした女

誰も来なくて主役が手持ち無沙汰で屈辱の晒し者、という恐怖のサイン会。過去にケン卜・ギルバ一卜氏と故・畑田国男画伯と、二度目撃しています。あの状態になると却って目立つから、誰もサインもらいに行けなくなるんだよな。我が身に起こったらと思うと、…

金田正一の復讐

ネームに集中できないからアイホンのゲームぜんぶ削除したい!けど出来ないッ!神様なんとかして!「任せなさい!」そう言っておれの前に仁王立ちするやアイフォンをひったくったのは、打撃の神様こと川上哲治その人だった。なにすんねんこらじじい。立ち上…

陰茎は野菜スープ

イオンのリキュール屋で父親に贈るワインを選んでいたのだが、それなりのお値段のワインはほとんどが辛口で、父親好みの甘口を探している内に、延々と見続けた「辛口」の文字がだんだん文字ではない何かの模様に見え始め、ついには動き出し、ゲラゲラ笑いな…

津山十三人交尾

日本各地のマクドナルドを訪ねるのがだんだん面白くなってきた。当然ながら朝7時の宇和島港のマクドと夕方5時の明大中野キャンパスのマクドでは、メニューは同じなのに、客層がまるで違うのである。夜11時のすすきの交差点のマクドもまた、しかり。旅行中…

漫画家は東京から出て行け!

自分が連載してる雑誌で新人賞を獲っておられたので、いまだに尾玉なみえ先生を「若手」に分類してしまうのだが、彼女がデビューした年に生まれた子が、もう今年から高校生なのだ。おれもそろそろお迎えが…や、窓の外にデカ鼻にメガネ、ベレー帽のシルエット…

閉鎖病棟日記

終日、ガキの使いの収録。ダウンタウンに加入して初めての大きな仕事だったが、浜田さんのフォローもあって、何とか無事に乗り切ることができた。いつもは参加しないという打ち上げにも付き合って下さり、色々アドバイスいただく。ただただ感謝しかない。ご…

イルリガートル女史

夏コミに申し込んだら何故かフジロックから登録完了のメールが来て、それも三日目夕方6時のグリーンステージがの枠が取れてしまったので、急遽バンドを編成して今から夏に備えなければならない。今月中に事務局の方にステージ使用料500万を入金しないとアレ…

チンポをめぐる冒険

デカプリオのウルフオブなんとかを借りようと思ったら準新作で300円だったので、財布の中を何度も何度も確認して、泣きながら棚に戻した。せめてエロビのパッケージを眺めて目の保養をしようと18禁コーナーの暖簾をめくったら、そこにうずくまっていた70前後…

キチガイハンター

15年ぶりくらいで銀座のウインズで馬券を買ってみましたが、どこから湧いて出たのかと問い詰めたくなるような、銀座の町に似つかわしくない典型的な馬券おじさんが場内にあふれていました。平均身長158cmくらいの。渡辺電機(株)さんもその中に溶け込んで、た…