渡辺電機(株)

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昭和日本文學史

病床の正宗白鳥が、おれの目をじっと見上げながら、何か言いたげに口を動かす。奥様の方に目をやると、「聞いてやって下さい」とでも言うように、黙ってこちらに頷いて見せて、目を伏せる。枕元に座り直し、正宗の口元に耳を近づけ、じっと聞き入る。声のない、息遣いだけの言葉が、はっきりと聞こえた。「トイレ清掃員がオシッコごっくん!清掃中のトイレに駆け込んでチ○ポを出すと、美人清掃員がまさかのガン見!よほどの欲求不満なのか巨根でもない、勃起すらしていない僕のフニャチンに奇跡の発情!当然、飲尿もしてくれました」この、昭和日本の自然主義文学に大きな足跡を残した作家が死の床で発した言葉が、50年後のアダルトヴィデオ界に多大な影響を与えると、その時誰が予想し得たであろうか。

 歌のあるバージョンが存在したとは、恥ずかしながら知りませんでした。

L'Amour Est Bleu

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