大好き！おすもうさん

アスキーコミックの新年会。なぜおれはここにいるのだろう。亡くなったはずの統括編集長、小島さんが音頭を取り、乾杯。そうか、おれは死んだのか…。担当のガスコン金矢さんが、グラス片手に笑顔でやってきた。あれっ、金矢さんもコッチの世界に来てたんですね。挨拶しようとグラスを差し上げる間もなく、顔面にパンチを浴びておれは仰向けに吹っ飛んだ。「なにがコッチだこの糞野郎。よくもネットでさんざん書いてくれてるじゃねえかよ」「何のことだかさっぱり」「嘘つくなこの悪口野郎」いつの間にか会場は静まり返り、全員が殴られるままのおれを冷たく見下ろしていた。ああ、じゃあこれから死ぬんだな。こんな手酷いだまし討ちで、一生を終えるのか…。と、その時。「電機さん！」野太い大声が響いた。殴る手を止め振り向いた金矢さんが、驚愕と恐怖の表情で小さな悲鳴を上げ、凍りつく。エントランスに、憤怒の形相の横綱白鵬が、息を切らせて仁王立ちしていた。

「イルカを殺す野蛮な国では歌わない」とほざいた事件が知られるオリビヤニュートンさんですが、実は後に反省していたことまでは、あまり知られていません。

From The Original Motion Picture Soundtrack Xanadu [LP]