「キング・カズにサッカーを教えた男」と称して全国で講演会やサイン会で荒稼ぎをしていた渡辺電機(株)さんだったが、終わりはあっけなくやって来た。国立競技場でサッカー全国大会の小学生相手に訓示を垂れるよう求められた渡辺電機(株)さんを待っていたのは、一万人を超す怒りに満ちたサッカーファンの大観衆に、ピッチで仁王立ちする川崎ベルディ黄金期のイレブンだった。み、三浦はん！北澤はんにラモスはん…わては何も、悪気があったワケやおまへんにゃ…。後ずさりしながら涙声で命乞いをしていた渡辺電機(株)さんは突如ニヤリと微笑み、カズ、合格や。ようワイの仕打ちに耐えてくれた。そう言うと、爆発した。巻き込まれて場内の人間は全員爆死し、千駄ヶ谷界隈は焦土と化し、爆裂四散した渡辺電機(株)さんの肉片が各地でさらに爆発して、都内に多数の火災を引き起こした。そんな渡辺電機(株)さんも今ではすっかり丸くなり、上野御徒町の裏通りで立ち食い陰茎屋を営み、穏やかに暮らしているという。
サビんとこでお客が笑い転げてんですが…。まさかコミックバンドだったのでしょうか？
