吉田松陰の松下村塾きっての武闘派と呼ばれ、恐れられた渡辺電機(株)さんも、エロ同人誌には弱かった！暴力で長州藩内で幅を利かせ、我が物顔でのし歩く渡辺電機(株)さんを改心させようと吉田松陰が音頭を取り、塾生たちが手分けして執筆・編集を行い、エロ同人誌が完成した。長州藩の叡智と芸術性の粋を凝らした、極上のエロ同人誌。これが現存していれば、日本の近世美術史は確実に根底から覆されるところだが、渡辺電機(株)さんは「でじこ萌え萌えー！」と絶叫するなり十字に腹をかっさばき、内臓を掴み出して「南無阿弥陀仏」と唱えて白目を剥き、大切なエロ同人誌の上にどうと倒れ伏した。渡辺電機(株)さんは城内を穢した不埒者として無縁仏行きとなり、その体液と血をたっぷりと吸い込んで生ゴミと成り果てた同人誌は打ち捨てられ、激動の幕末の世の中ですぐに忘れ去られ、歴史の闇に消えた。
