渡辺電機(株)

マンガ家・渡辺電機(株)さんの公式ブログです

マンガの神様

死んでもなお好奇心の衰えることを知らなかった手塚治虫は、三途の川でもスケッチに余念がなく、亡者の行列整理に忙しい鬼の陰茎の先端の切れ込みにGペンを刺して大怪我をさせ、閻魔大王の怒りを買い、次は最悪の転生で苦労してこいと、貧乏で才能のない漫画家としてこの世に新たな生を受けた。そう、渡辺電機(株)さんである。前世のことなど一切合切忘れ、冴えない人生を送っていた渡辺電機(株)さんが、気まぐれに吸った幻覚作用のある植物の効果で、この事実を思い出したのは、齢五十を少し過ぎた頃。燃えるような使命感と全能感に満たされ、やり残した未完の作品の続きを描くべく、かつての仕事部屋へ向かったが、すべては遅すぎた。行員たちを人質に立てこもっていた三菱東京UFJ銀行北畠支店から、武器ももたずにフラフラと出てきた渡辺電機(株)さんは、警官隊の一斉射撃でハチの巣にされ、またしても地獄へ送られた。これで懲りたやろ。もうあかんで、ちんちんに悪さしたら。陰茎の先端にGペンをぶら下げたままの鬼に優しくコツンと頭をこづかれ、バツが悪そうに舌を出して笑う、渡辺電機(株)さんだった。

 半裸と革ジャンとデブとホモが混ざり合う、地獄絵図。全員ドイツ人!!

Alles ist Gut

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