かまいたちの夜

早起きして関西コミティア行きの準備をしていたら、急に室内にけだものの匂いが立ち込め、部屋全体がぬくもりを帯び、ドクンドクンと脈動しはじめた。おれが部屋だと思っていたのは、むじなの胃袋だったのだ。溶かされてたまるか！こんなこともあろうかと用意してあった手斧で玄関ドアをメッタ打ちにして叩き壊して外に飛び出すと、外は今まさに伊達政宗公の大名行列が通りかかっており、全裸で手斧を持ち政宗公の籠の前に飛び出したおれは、問答無用で切り捨てられ、首は三条河原に晒されたという。

ちゃんとおじさんになってる…。