テレクラでゲットした女との待ち合わせ場所をハチ公前にしたのはもしかして失敗だったかしらん、と不安を抱きつつ行ってみたら、身長145cm体重180kgの女なんて交差点の向かい側からでもひと目で分かるのでした。俺を目ざとく見つけるなりゲハーッと奇声を発し、周囲の若者たちをなぎ倒し弾き飛ばしながら、高速回転で転がってこちらへ向かってきた。唸りを上げて遠心力で左右にコースを揺らし、回転で発生した重力で通行人を吸い寄せては合体しながらドンドン大きくなって行き、高速回転する巨大な肉塊は渋谷の街を覆い尽くし、原宿、新宿と成長を続けながら移動し、今では小惑星ほどの大きさになって太平洋を東へ向かっているという。
この曲は当時の流行に安直にガッツリ便乗していて、あまりにチープで笑えましたが、アルバム通して聴くとクソみたいにつまらなくて、10年くらい後に中古で買ったのを石森プロに捨てて帰ろうとしたら、「迷惑だから持って帰って」とキレられた、思い出のレコードです。
