渡辺電機(株)

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総理の肛門が見える丘

なんかおれは人に筒井康隆の入門編オススメは何か訊かれると必ず「エンガッツィオ司令塔」を勧めている気がするな。だが「アフリカの爆弾」や「霊長類南へ」といった代表作はさすがに古典文学の域に入っている気もするので、せめて今世紀に入ってからの作品で取っ付き易くなおかつインパクトがあるというと、コレではないかと思うのだった。うんこも食うし。うんこを食わない小説など文學と呼ぶに値せぬ!そう絶叫して教壇上でやおら仁王立ちして一糸まとわぬ裸体となり、学生たちに向けて猛烈な勢いで脱糞し始めた。みたいな描写も、だいたい筒井先生の影響下なので、まことに大したことはない。もう死ねや。はい、わかりました。そして笑顔で銃口をくわえると、ためらいもなく引き金を引いた。梅雨空に、銃声が響いた。


ワシントン州のローカルバンドらしいです。こういうの、当時のアメリカ各地にいっぱいいたのでしょうか。あと島村さん、コレです↓ 表題作だけスゴいです。他は、あんま覚えてません。

エンガッツィオ司令塔 (文春文庫)

エンガッツィオ司令塔 (文春文庫)