渡辺電機(株)

マンガ家・渡辺電機(株)さんの公式ブログです

松浦さん連載おめでとう!

これだけパンクが市民権を得ると、権力に逆らうぜ=購買層におもねるぜ、という構図が成立してしまっているので、もはや21世紀においてはパンクロックという存在自体に無理がある。まぁ、あのぴょんぴょん飛び跳ねてフォークソングを倍速でやってるようなのは論外としても。いや、むしろああいうのを煮詰めて行った先にこそ何かが。と、図書館でいなごライダーやモンキーファンキーなんとかを借りようとしたら、受付の初老の職員が「こんなものはパンクでもなんでもねえよ」と言うなり、館内の照明が落ちて真っ暗闇に!大音量の機械音が鳴り響く中、ユンボを押して登場した男が奇声を発しながら、おれに向かって突進して来るのが見えた。

154(紙ジャケット仕様)

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