林正之が9月に病死したことを年末に知って、悲しくて仕方がなかった。1985年の夏に出たSoda名義の個人誌や、翌年の「コミケットセレクション」に発表した短編「芦久砂太郎」から受けた衝撃に比べれば、プロデビュー後の作品は正直、あまり印象に残らない。晩年の「さざんかさっちゃん」には本当にガッカリしたものだ。あれだけの天才の輝きの片鱗だけしか見せないまま逝ってしまうとは…。
- 作者: 林正之
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1993/07
- メディア: 単行本
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