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渡辺電機(株)

マンガ家・渡辺電機(株)さんの公式ブログです

マスメディア亡国論

「ここに10万人のに宮崎勤がいます!」「ウワーッ本当だッ!!」「慌てるには及ばん!こちらには10万人のしょこたんがいる!」「ウワーッ本当だッ!!」合わせて20万人、仕出しの弁当代だけで大赤字じゃねえかよ!渡辺電機(株)さんは…

人肉団子三兄弟

人間のメザシが食いてえなあ!横綱の気まぐれな一言で、おれの運命は決まった。相撲界で用済みになった怪我人やロートルの力士たちとともに、眼窩をくりぬかれて藁をぶっ通して数珠つなぎにされるのだ…。せめて、美味しく食ってくださいよ。すっかりあきらめ…

ベースボール・ブギ

鉄のカーテンと呼ばれ、報道陣にも一切公開しない、V9時代の常勝巨人軍の謎の秘密練習。重く閉ざされた鉄の扉の内側では、川上監督を中心に円を描くように練習場内に座り込み、一心不乱にエロ本を読みふけるV9戦士たちの姿があった。パ・リーグ史上屈指の…

忍びが通るけもの道

佐川の配達が来たと思ったら伊賀で一緒だったやつで、久しぶりぃと声をかけたら、人違いで、元ライブドア社長の堀江貴文氏だった。ガサツながらも細かい気配りも忘れない、魅力的な人物だが、おれは激しく欲情していた…

まさおの夢

長男の正男が殺され、次兄も本国で消息がつかめない。四男の正(株)こと、このおれの命も、危ないのかもしれない。かと言って、この東京の片隅の安アパートに住む工員のおれに、何ができるというのか。自嘲の笑いをもらしつつ、床につく。このまま目が覚めな…

空の塔

シンナーに気をつけて壁塗んなー。と繰り返していた親方が、だんだん口調がゆっくりになってきたと思ったら、その手からポロリと刷毛を落とし、へらへら笑いながら足場から滑り落ち、真っ逆さまに空中に消えていった。何千メートル下かもよくわからない地面…

格闘まんが道

格闘技で手塚の野郎と決着をつけてやる!暗闇五段こと寺田ヒロオは、漫画界のために刺し違えて死ぬ覚悟を持って、道場へ向かった。そんな寺田を道場で待っていたのは、陰茎を丸出しにしてヘラヘラと笑う…

幕末英雄伝

くさいくさい!四つ足の匂いがするのう!どこぞの西洋かぶれが獣の肉を食っておるようじゃな!倒幕派の不届き者が隠れておるのではないか?尊攘派の志士たちの間でも空気の読めない過激分子として、浮いた存在になっていた渡辺電機(株)さんが、これ見よがし…

つるの恩返し

決して覗いてはいけませんよと言われて、その禁を破って覗いてみたら、なんとエロ本を読んでいました、というのが江口先生の漫画にありましたが、まあ覗くなと言われたら覗かずにいられないのが人間というものです。罠にかかってケガをしていた安倍総理を助…

うな丼大好き!

東京浅草の老舗うなぎ屋で奉公を始めたのが、人より遅い28歳。それまでの過去を問わずに雇い入れてくれた主人の下で、下足番からコツコツ修行を積み、甲板掃除、洗い場、銛磨きを経て、35歳で餌の犬捕りに昇格、40歳にしてようやくウナギ猟に参加を許された…

アニマルインデックス

道場に集められた、ゴリラ、マントヒヒ、ヒグマ、イボイノシシ、バッファロー、アリゲーター、アフリカゾウ、ベンガルトラなどの凶暴な猛獣たち。動物界の柔道ナンバーワンを決めるトーナメントが、いよいよ幕を開ける。「すいません、帰りの電車賃無くなっ…

死んでもらいます

シロアリ駆除業者に変装して家に上がり込もうとした白鵬の背後から金属バットで思い切り殴りつけたのだが、バットは乾いた音を立て、くの字に曲がって庭に吹っ飛んだ。あかん殺される。そう思って身を固くしたが、白鵬はいきり立った陰茎を握りしめ、切ない…

男の酒

何がフードペアリングだ田舎者が「つまみを探す」でいいだろうが!そこに座れ!おれの怒声に直立不動になった高田延彦が、表情をこわばらせてその場に正座する。てめえにヘネシーなんぞ6億年早ええんだ。これでも喰らえ!正面に仁王立ちしてパンツを下ろし、…

暴力教室

校則で禁じられていないからとうそぶいてユンボに乗って高校に通っていたが、ある朝、校門前で天狗の面で顔を隠した男達に取り囲まれた。面をかぶっていても全員野球のユニフォームを着て金属バットを持ち、ごていねいに胸に学校名まで書かれているので、バ…

ナニワの大霊界

かに道楽の裏口のゴミをあさって甲羅の裏に付着したミソを夢中で舐めていた渡辺電機(株)さんは、食あたりでこの世を去りました。道頓堀ではよくある光景で、誰も気に留める者はなく、川面に投げ落とされた死体は道頓堀川から木津川を経て、ゆっくりと大阪湾…

Nowhereman

ウルトラセブンで、一般人の家の居間にキュラソ星人が入ってくる場面が、やたら怖くて泣いたのだが、あれなんかリアルな普通の日常にポンと異物を投げ込むことで余計怖さが増す、「スイカに塩」的な効果であろう。なので、今まさに金正男さんが暗殺されよう…

ポリフェノール

チョコレートは体にいい!という最近の風潮を真に受けて、グリコポッキーを毎日むさぼり食っていた渡辺電機(株)さんはある日、芯の部分はチョコじゃない粉のかたまりなので、でぶになるのではと気付いて、その日を境に外側のチョコだけをしゃぶり取り、中の…

マンガの神様

死んでもなお好奇心の衰えることを知らなかった手塚治虫は、三途の川でもスケッチに余念がなく、亡者の行列整理に忙しい鬼の陰茎の先端の切れ込みにGペンを刺して大怪我をさせ、閻魔大王の怒りを買い、次は最悪の転生で苦労してこいと、貧乏で才能のない漫画…

FANTASMA

かつて横綱北の富士とともに「北渡時代」を作り上げた名横綱、渡辺電機(株)さんだったが、現役を退いた後は協会にも残らず、それどころか引退相撲興行すらも行わず、相撲とスッパリ縁を切って隠遁していた。それから20年。それまでどこでどんな暮らしをして…

北の国から

北海道の美瑛の丘の景観の美しさに心奪われたおれは、私財をはたき丘陵の見晴らしの良い草原の土地を購入した。この景色を眺めながら、ゆっくりとお迎えを待つ晩年も、悪くないじゃないか…。おれはさっそく業者を呼び、見渡す限りの草原をブルドーザーでまっ…

バトルロワイヤル

久々に水前寺清子ファンクラブの会合。会場の板橋区民センターの小会議室に着くと、すでに場内には立錐の余地もなく、200人近いチータ本人がおれを待ち構えていた。ずいぶん増えたな。さすがに年齢的にひとりで演っていくのはシンドイものがあるとの相談を受…

野球狂の詩

「空白の一日」の裏ワザを使って読売巨人軍に抜け駆け入団したのが23歳のときだから、ずいぶん長い年月が流れた。あれから30余年、いまだに現役を引退させてもらえないまま、週1のペースで先発登板させられる渡辺電機(株)さんは、今日も1回表からヤクルト打…

総理と呼ばないで

安倍総理がアメリカに行って留守のこのスキに、総理の椅子に座っちゃえッ!!茶目っ気たっぷり、七色アフロのウィッグにエルトンジョン眼鏡、紅白しましまのロンT、半ズボンにサスペンダーの渡辺電機(株)さん。両手に持ったピコピコハンマーを武器に総理官邸…

What is life

趣味も友人もなく仕事一筋だった故、定年後に家でなすこともなく一日TVを見るだけだったおれを、生ゴミ呼ばわりで罵り嘲笑し、時には暴力まで振るった妻も、病でおれを置き去りにこの世を去った。今となっては、妻がおれ用にゴキブリでダシを取った地獄味噌…

谷間の百合

可愛い二人の妹、恭子と美香が金を借りにやって来た。凄まじい浪費っぷりはTVで見聞きしており、兄としてひとこと言ってやるつもりだったが、いつもの調子で甘えられると、ついついおれも頬が緩んでしまう。かつては叶コンツェルンの総帥として日本の経済界…

ごはんができたよ

俺にカレーを喰わせろ!上機嫌で歌いだした渡辺電機(株)さんとは対照的に、カラオケボックス内には困惑と軽蔑の気配が漂い、同席者たちは互いに肘でつつき合い、クスクス笑い、渡辺電機(株)さんを指差してささやきあった。気付いているのかいないのか、飛び…

東京タラレバ男

新星堂たまプラーザ店で南こうせつのLPを万引きして捕まった渡辺電機(株)さんは、なぜ自分がそんなことをしたのか、さっぱり分からなかった。平成も終わりを迎えようかというこのご時世に、なぜ自分はこんな興味もない歌手のアナログレコードを盗もうとして…

おれの世界のおれ

今日も西友の青果コーナーのダンボールに捨てられたキャベツの外皮を、汚れたコートのポケットにねじ込み、惣菜コーナーのコロッケのところに積まれたソースをくすね、背中に罵声を浴びながら全力疾走で逃げた。駅前広場のベンチに陣取り、しなしなのキャベ…

未来狂人ウラシマン

子供の頃から育て慈しんできたカメが次第に巨大化、ある日の午後、空中にフワリと浮かんで「電機さん、今まで育ててくれたお礼に、竜宮城へご案内しましょう」と言う。声が広川太一郎なのはちょっと気になったが、立派に育ってくれた嬉しさに、やれうれしや…

ラヴ・ミー・ドゥ

ビートルズの有名なデビュー前の演奏「デッカ・オーディション」音源の、3曲めのカール・パーキンスのカバー"This is your chimpo, baby"のバックで、かすかにおれの声が聞こえているのにお気づきだろうか。当時大久保のラーメン屋で出前持ちのバイトをして…

神保町古書街彷徨記

黄泉坂書店古書部の伊頭さんから電話。お探しの本が入荷いたしましたとのことだが、おれが古書収集に血道を上げていたのは、もう30年近く前の話だ。伊頭さんがまだ健在だとしたら、もう90を過ぎているはず。お久しぶりです、ところで何の本でしたっけ?聞き…

不死の門は開かれた

輪廻転生などというまやかしを一切信じないおれだったが、死んだら驚いた。漫画家の渡辺電機(株)さんになっていた。だから、昨日までの渡辺電機(株)さんとおれは、別の人なんで、ちょっと責任は取りかねるんですよ。そう言って肩をすくめてみせた渡辺電機(株…

殺しのシーズン

鬼は外ー!脳天気に叫んで窓から外に色とりどりのゼリービーンズをブチまけると、外にはオニこと鬼塚勝也が待ち構えていて、おれの投げたビーンズを一つ残らずパンチで室内に弾き返した。おれの顔面に垂直に刺さったそれらは鮮やかで、小さな花壇のようにな…

ギターに賭けた青春

世界三大ギタリストといえば、ジェフ・ベック、エリック・クラプトン、そしておれだが、身の程知らずにもおれの代わりに入りたいと称する外人がやってきたので、返り討ちにしてやんよと、ギターバトルに応じることになった。場所はメタルの聖地、日清パワー…

アルカトラズ

額がM字型に禿げ上がった鼻の大きな赤ら顔の中年男性500人を集めてビフテキ、うな丼、にんにくラーメン、ユンケルを振る舞い、全裸になってもらって壁も天井も真っ赤な部屋の大スクリーンでアダルトビデオのハイライトシーンだけ3時間に渡って鑑賞(両手を…

乙女の儚夢

サソリの活きの良いのが入ってたので、今夜のおかずは決まった。菜種油でカラッと揚げて、粗塩を振ってバリバリいただこう。あとはなめくじの酢の物に、チョウセンアサガオのおひたし、そして軍隊アリの炊き込みご飯。男子禁制の乙女の花園、AKB48女子寮のま…

ああ浦見灘

浦見魔太郎のその後については意外と知られていないが、中学卒業を控えて父親が失業、その時点で数百万の借金をして愛人に貢いていたことも発覚し、一家は離散していた。とにかく飯がたらふく食いたい一心で、相撲部屋に入門した魔太郎は、力士になってもや…

六つ子なんかに負けないぞ!の巻

また今日も晩メシどきを狙ってチビ太が遊びに来たので、生き餌屋で買ってきたゴカイやミミズがうじゃうじゃするバケツに、両足をつかんで逆さにして頭から突っ込んでやったら、中からウメーウメーてやんでちきしょベーロイと田中真弓の声が聞こえて、ケツか…

はじめてのおつかい

てめえこれうんこじゃねえかよ!おれが叩きつけた丸いプラケースが、レジカウンターの上で潰れて、中のドロリとした茶色い物体がゆっくりと広がった。強烈な悪臭。そのとおり、うんこの佃煮です、お客様。無表情の店員の女性が、低い抑揚のない声で、ゆっく…

ア・ガイ・コールド・ウンコ

お断りします。稀勢の里の凛とした声が、静まり返った大広間に響き渡る。協会の使者を務める二人の親方が、作法も忘れて思わず顔を見合わせ、え?と小さな声を出した。横綱はやんないつってんですよ。普段着のピンクのチョッキに半ズボン、アーガイルのソッ…

忍法木の葉隠れ

おれもご多分に漏れず三十三観音巡りというやつにすっかりハマっていて、日本中に33個しか無いという御朱印をめぐって、他のチェイサーたちと血まみれの争奪戦を繰り広げている。もう、何人殺したか覚えてすらいない。今日も秋川渓谷の森のなかで銃撃戦の果…

カフェ・ド・サヰコ

釣り餌屋で買ってきた、袋詰めの生きたコオロギを袋からつかみ取って、スナック菓子のようにムシャムシャ食いながらスタバに入店したら、イラク人の店員たちにポンポコチ〜ン♪とコールされ、店中の客がこちらを向いたら全員その顔がダダで、こちらも負けずに…

平成名力士伝

その佐藤と名乗る新弟子の少年は、誰の目にも明らかに将来の大関・横綱を予感させる、才能とパワーが満ち溢れていた。だが彼は会話に難があり、奇声を発することでしか、感情を表現できなかった。彼の入門以来、部屋には朝から彼の奇声が途切れることがなく…

キノコキノコ

高尾山にキノコ狩りに行ったよ。週末ということもあり、邪悪なカップルや意地悪な家族連れですし詰めのケーブルカーは、じろじろ見られる生き地獄。ひたすらエロイムエッサイムを唱えて耐え、やっと着いた高尾山駅から登山道へ。すると急に空が曇って紫色の…

サヨナライツカ

中山美穂とパリで密会していたのがバレて辻仁成に命を狙われることになったおれは、世界各地を逃げ回り何度も彼とカーチェイスやカンフーバトルを演じ、つかみ合ったまま滝壺に落ちたり爆発する油田で互いを見失うなどの果てに、ラグビーで決着を着けようじ…

わたしの東京大空襲

転校生のおれがスポーツ万能であることはたちまち全校生徒の知る所となり、休み時間ともなると、教室に各運動部の猛者たちが集まってきて、我が部に入れと次々と迫ってくるのだった。まあまあ落ち着いて。で、カワイコちゃんにモテモテの部はどいつだい?そ…

恐くてかなワニいざんす

シェーッ!空腹のあまりワニ革のサイフを食ったら、ワニ男に変身してしまったざんす!えっ、安倍総理、何を言ってるんですか!

ブチノメセ!

お味噌を分けてください…。数少ない親の形見の古ぼけたおたまを手に、隣家を訪れた渡辺電機(株)さん。襟がびろびろになって黄ばんだイギー・ポップTシャツを着用、こめかみに膏薬を張り、安倍総理と熱烈なディープキスを交わし…

湾岸ミッドナイト

何年ぶりかで朝まで徹夜で原稿を描くというのをやってみたが、午前2時くらいから百鬼夜行のおばけ大行進が家の前を通るので、おれもつい口笛を鳴らして紙吹雪を投げたり、朝日新聞社の旗を振って声援を送ったり、仕事そっちのけではしゃいでしまった。おれが…

ブレードランナー

いわゆる壁ドンというやつか、デッカードがおれを壁際に追い詰めて顔を近づけ、言った。キスしてと言え。でけえ鼻だな。しかも毛穴がボツボツで、こいつ近くで見るとキッショいな。聞こえないのか、キスしてと言え。言わねえよシミュラクラ野郎、どけよ。無…