西成のコージーコーナーでバイトを始めた動機は単純で、賞味期限切れのケーキ食い放題持ち帰り放題を目論んでいたのだが、勤務明けに廃棄品の詰まったビニール袋を両手に下げてイッヒッヒと笑いながら通用口から出たおれを、街の天使たちがヨダレを垂らし目…
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